チャットボットが5つの質問でユーザーにぴったりのドイツ観光ツアーを提案! ドイツ観光局(日本支局)がLINE公式アカウントから日本人観光客の誘致施策を開始 〜 LINEトラベルjp ✖️ BOTCHANの協業でドイツでの日本人滞在150万泊を目指します!〜

株式会社ベンチャーリパブリック(本社:東京都港区 代表取締役社長:柴田 啓)とLINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)で共同運営する国内最大級の総合旅行情報メディア「LINEトラベルjp(Web版)」では、このたび、ドイツ観光局(日本支局:東京都港区 支局長:西山 晃)とチャットボットサービス「BOTCHAN(ボッチャン)」を開発・提供する株式会社wevnal(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:磯山 博文)と三社合同でドイツ観光局のLINE公式アカウントにおいて、チャットボットを導入し、ユーザーに対してチャットボットとの対話による旅行商材・情報の提供を2019年11月27日より開始いたします。

■サービス開発の背景
昨今のドイツ発着のフライト増便に伴い、中国、韓国、タイ、マレーシアを中心とした東・東南アジアや欧米諸国のドイツへの渡航者数が激増している中、日本人観光客はここ数年横ばいにあり、誘致マーケティング施策の改善・改良が求められています。
ドイツ・フランクフルトの観光局本部では、次世代技術として対話型インターフェース*1の可能性に注目しており、これまでのホームページ更新やダイレクトメールなどの一方通行による情報発信ではなく、観光客との対話による疎通が渡航者のニーズをくみ取り、より一歩近づいた情報提供ができることを期待しています。

(*1チャットボットなどコンピュータで、異なる機器・装置のあいだを接続して、交信や制御を可能にする装置やソフトウェア)

ドイツ観光局では国別の先行事例として2か国を対象に絞り、日本では月間アクティブユーザー数8,000万人を超えるコミュニケーションアプリのLINEがチャットボットに対応しているためLINE公式アカウントの開設を決定、インドではFacebookメッセンジャーが対象となりました。

LINEトラベルjp(Web版)では、昨年秋よりWebサイト上でBOTCHAN(ボッチャン)を導入し、対話による旅行商材の提案が可能であったことから、wevnal社を加えた三社でのドイツ観光局LINE公式アカウントでの情報発信が実現いたしました。

ユーザーはドイツ観光局LINE公式アカウントとおともだちになり、チャットボットから出題される5つの簡単な質問に答えるだけで、より趣味嗜好のあったおすすめのドイツの観光都市情報やツアー商品の提案が受けられます。
また診断のみならず、「エリア」「テーマ」別紹介や、ドイツの地元ビールや伝統料理、ロマンティック街道などLINEトラベルjpの500名を超える旅の専門家(トラベルナビゲーター)が寄稿するおすすめ新着記事からもツアーを探すことが可能です。

■今後の展開
チャットボットから出題される質問内容は定期的に更新を予定しており、シーズンや旬な話題に対応しながらユーザーが飽きのこない工夫も進めていく予定です。この試みから日本人のドイツ滞在時の宿泊数150万泊を目指します。

<ドイツ観光局支局長 西山 晃氏コメント>

ドイツ観光局LINE公式アカウントは、LINE広告やツイッターでの告知を通じて既に1万人を越える方がお友だち登録をしてくださっています。Twitterアカウントではフォロワー数が10万人、平均インプレッション数も10万程度あり、一方的な情報の拡散という点では成功しています。
これまで、メッセンジャーマーケティングや対話型インターフェイスを活用した経験がありませんので、すでにBOTCHANをウェブサイト内で活用し、多くの旅行コンテンツを有しているLINEトラベルjpとの連携は、新しいタイプのマーケティング活動を始める上で必須だと考えました。

LINEでのチャットボットを活用事例で期待しているのは、単純な観光情報の拡散ではなく、より送客に結びつく効果です。チャットボットの対話により、ドイツ観光局とLINEトラベルjpが提供する現地のローカルな情報とツアー商品を通じて、将来的に数万人単位の送客が実現できればと願っています。そのためにはチャットボットのよりクリエイティブな技術的進化が必要かもしれませんが、今回のプロジェクトはその一歩になると信じています。

<BOTCHANについて>
株式会社wevnalが提供するBOTCHANはボットシナリオをお客様ご自身で作成できるチャットボットサービスです。
自然言語処理、レコメンドエンジンといったAIエンジンと接続が可能で、ユーザーとのより自然な会話を実現します。

1.自然言語処理:AI技術によりユーザーの発言から意図や内容を自動認識します。
2.多数のプラットフォーム:Facebook Messenger、LINE@、ウェブ埋め込みに対応し、様々なチャネルにチャットボットを接続できます。
3.レコメンドエンジン:商品説明やブログテキストを基にユーザーの欲しい情報や新しい発見を提供するレコメンドエンジンを用意しています。